健康と快適を考えた空調機器 Concept 09
冷暖房設備の快適さは、ずっと暮らしていく家の居心地を大きく左右することもあり、多くの方がこだわられます。一方で、見落とされがちなのが「換気」に関すること。空気は汚れていても目に見えないため意識されることがほとんどありません。しかし、室内の空気を呼吸により体内に取り込んでいる私たちにとっては、温熱環境と同じぐらい気を配りたいものなのです。
住宅の換気と気密性能は大切
人間は空気中の酸素を体内に取り込んで二酸化炭素を排出します。それ以外にも、人が生活することにより、ホコリや匂い、水蒸気などが発生します。これらを排出し、新鮮な外の空気を取り込むには連続した換気が必要です。
また、しっかりした換気を行うためには、住宅の気密性能が関係してきます。気密性能が低い家では、排気ファン周辺の空気だけが交換されてしまう「ショートサーキット」という現象が生じ、家全体の汚れた空気が滞留してしまうからです。
換気システムは第一種か三種
住宅の換気システムとして多く採用されるのが、第一種換気と第三種換気です。その違いは、給気をファンで行うか、自然吸気にするかの違いです。
第一種換気システムの方が、機械で給気するため安定した換気が行えます。また、「熱交換換気装置」を備えることで、換気による熱損失を抑えることができるというメリットもありますます。しかし、機器が増えるぶん高価になります。
マイ工務店では、お客さまの暮らし方などを総合的に判断して、第一種または第三種をのいずれかの換気システムをおすすめしています。
暮らしに最適な冷暖房設備を
暮らしの省エネ化が推進されるとともに、冷暖房機器の効率化が多くの建築士や工務店によって提唱されています。ただし、効率化を追求するあまりの暑い寒いを辛抱する暮らしは、本末転倒だと私たちは考えています。
また、暑さがり、寒がり、エアコンの風が苦手と温熱環境に対するご要望はお客さまそれぞれ。ご要望に合わせて、エアコンの配置やときには床暖房の採用など、最適な冷暖房設備を取り入れることをマイ工務店ではおすすめしています。
薪ストーブのある暮らしを
薪ストーブは、エアコンとは異なり遠赤外線の輻射熱で体を芯から温めてくれます。また、暖かさが家全体に行きわたる、おすすめの暖房器具です。さらに、夜にゆらめく炎を眺めているだけで心が安まります。エアコンとは異なり、薪の準備や着火などの手間はかかりますが、それを差し引いても捨て難い心地よさがあるのが薪ストーブです。
マイ工務店のモデルハウスにも薪ストーブを設置しています。冬期は体感いただくことが可能ですので、ぜひご来場ください。