豊かな趣のある家
- 生駒郡 斑鳩町・Y様邸
- Works
法隆寺にほど近い静かな住宅地の一角に建つY様邸。庭を囲むようなL字型のプランが特徴です。庭に面してゆったりとしたウッドデッキが設置され、さらに大きな開口部も庭に向かって開かれています。逆に、家づくりのセオリーである南面の開口は道路側となるため、明るさを取り込むハイサイド窓のみに。これにより、道路からの視線が家の中まで届かず、ご家族のプライバシーを守ることができます。
Y様がマイ工務店を知ったのは、たまたま目にした書籍で施工事例を見かけて。吹き抜けのある開放的なプランと豊かな木の質感のある住宅が印象に残られたそうです。実際、およそ1年をかけてこの土地に出会った後は、マイ工務店ほぼ一択で家づくりが進むこととなりました。「ハウスメーカーの家も見学しました。リビングの一部を石張りにするなど立派な豪邸すぎて、自分たちが思い描いていたシンプルなイメージには遠いなという印象でした」とY様。
Y様邸のプランの特徴は、2階の部屋数は少なく、主寝室も1階のLDKの隣に設けていること。これは、将来的に階段の昇り降りをせず、また短い動線で生活できることを考えての理由です。設計ヒアリングの初期段階からのご要望でもありました。また、2階のホールに設けた書斎スペースからの眺めへのこだわりもご要望の一つでした。吹き抜け越しに自宅の庭や遠くの眺望を得られるのが魅力です。
ご入居されたのは2月。「大丈夫ですよ」と聞かされてつつも心配だったのが大きな吹き抜けによる寒さ。しかし、その心配は不要だったそうです。それどころか、1階のペレットストーブを点けると、この吹き抜けを介して家全体が温まり「他の暖房器具は不要です」とY様。ペレットストーブは、薪ストーブと比べて燃料の補給が容易で、燃焼効率が良く煙が少ないため住宅地でも使えることが採用の決め手だったそう。コンパクトな筐体で、設置場所も選びません。また、夏は2階のエアコンで冷房をしドアを開放しておけば、1階まで冷気が届き涼しくなるそうです。「1階のエアコンを稼働させるのは盛夏の一時期のみです」とY様。
お話をうかがったのは、ご入居されてから8ヶ月をすぎた頃。厳冬期、そして暑い夏を過ごされての感想は、「快適すぎて外に出たくないほど」 とのこと。1年を通しての温熱環境の検討結果が、ほぼ実際の暮らし心地として反映されたY様邸。マイ工務店としては、このような経験値を高めていくことにより、より快適な住環境をお客様に提供していきたいと考えています。