奈良県桜井市、厳かな三輪大明神大神神社の近くに位置するU様邸。
周囲を伝統的な日本家屋に囲まれた歴史を感じる景観は、風致地区に指定されています。もともとは、ご実家の「はなれ」があった場所での建て替え。庭をはさんで建つ、落ち着きのある母屋とのバランスも今回の設計でのポイントでした。落ち着き過ぎず、モダン過ぎず。「新旧融合」が外観の特徴です。

U様がイメージされたのは、家族の存在をお互いに感じられる、全体がひとつの空間のような家。吹き抜けがあったり、キャットウォークがあったり。子どもたちにも、そんな空間でのびのびと育って欲しいと考えておられました。
そんなときに知ったのがマイ工務店。
理想としていた大きな吹き抜けも設けられると知って、「これだっ」と。「マイさんが私たちのこだわりを実現するアイデアを考えてくれる姿勢が印象的でしたね。以前は大手メーカーに頼ることを想定していた私たちも、一緒に考え、決めていくという覚悟ができました。」

それを聞いて奥さまは「やった！」と思われたそう。
実は大手メーカーの規格化された住宅は、この町のたたずまいには不釣り合いと感じていたとのこと。「ここにあった『はなれ』をリフォームして住んでもいいかなと思っていたくらい、周囲の落ち着いた雰囲気が好きなので」

ご主人のこだわりは随所に。
当初から望んでいた、吹き抜けのキャットウォークは、回廊型に。
「子どもたちがグルグル走り回れたら最高だろうなと」と、ご主人。お子さんが大きくなったら、本棚などで部屋を仕切ってそれぞれが使う予定だそうです。「子どもたちが個室にこもるようにはしたくないんです。」

また、2階へあがる階段はリビングやキッチンの前を通ってアクセス。
「必ず家族と接してから2階へ上がるように、また、朝は階段を降りながら『おはよう』を言えるようにです」。
さらに、リビングルームの中央には、このお宅のシンボル的な薪ストーブが。まるで別荘のようです。「薪ストーブのある生活はお互い憧れていましたね。薪代や掃除の手間のことは気になったけど、やっぱり雰囲気は最高です！」

「この家をたくさんの方に見たり、体験したりしていただきたいですね」とご主人。
「大開口の明るさ、アイシネンの断熱性能、そしてSE構法による大空間はきっと驚きますよ（笑）」納得のいく家づくりをされたU様の、はつらつとしたコメントが印象的でした。