株式会社 マイ工務店

Staff Blog

引掛けシーリング!?初めて出会いました。

こんにちは!
アフターメンテナンス担当の上田です。

今回は、先日ご連絡をいただいて伺った際に初めて出会った材料について、お伝えしたいと思います。
初めて出会った材料というのがこちらです。

通常の引掛けシーリングは、よく見ますし取付したこともありますが、ライティングレール用引掛けシーリングは初めて見ました。
この引掛けシーリングが外れなくなったというのが今回のご依頼で、お客様曰く反対に取付してしまったので取り外せなくなってしまったとのことでした。

現地を確認させていただいて状況は飲み込めましたが、当日は適切な対処方法が分からなかったため、一度持ち帰らせていただくことにしました。

会社に帰ってから、なぜこのような事が起きてしまったのか少し調べてみました。
私の知識不足で知らなかったのですが、レール形状が左右で違います。写真を見るとこのようになっています。

レール右側はフラットなのに対して、左側は突起が出ています。これは、各メーカー共通仕様になっていて電気の極性を合わせ逆組立防止の突起となっています。これにより誤配線や短絡事故(ショート)を未然に防いでいるとのことです。

次に照明器具についてですが、ライティングレール専用器具であれば問題なく脱着可能となっています。
ライティングレール用引掛けシーリングはと言いますと、左右非対称となっていて取付方向が決まっているとのことでした。
この時点でお客様の仰ってたことを全て理解することができました。



写真は、引掛けシーリングの左右側面を写したものです。
上の写真には、側面に外れ止めストッパーが付いていますが、下の写真には何も付いていません。違いは、それだけではなく溝の切り方も左右で違います。
これは、とても大事なことですが写真の取付け方の反対が正解となりますので、レールのフラット方向に外れ止めストッパーがくるように取付してください。


現状を打開するため、移動もできないので引掛けシーリングを外さないといけませんが、方法はただ一つ回して外すこれしかありません。
回すと言ってもかなり固いうえ無理に回して外すことになるので、シーリングの破損やレールが損傷する可能性がありますので注意が必要です。
今回は、シーリングとレールの接合部に潤滑油を注入し、プライヤーを使用してゆっくりと回し外しました。回す時は必ず外れ止めストッパーを引きながら回してください。
結果は、レールの傷はほぼありませんでしたが、シーリングを1つ破損してしまいました。


こちらが作業終了後となります。無事終えることができました。

今回の作業を通じて、日々作業に従事していても知らないことはまだまだあるんやなぁと痛感しましたし、勉強になりました。ありがとうございました。
まだまだ修行が足りないということだと思いますので、これからも精進し安心・安全をお届けできるようがんばっていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。