薪ストーブのある暮らしを楽しむ家
- 奈良市・O様邸
- Works
奈良市の郊外に建つO様邸。外観は黒のガルバニウム鋼板とウッドによるシャープな印象、中に入ると造作家具や建具の木目が上質で豊かな空気感のお宅の紹介です。梁や柱は、SE構法の素材色のままではなく、ダークブラウンに塗装、空間が締まった印象になりました。床も同系に塗装することで統一感のある内装に仕上がっています。
マイ工務店を選ばれたのは、規格が決まっているハウスメーカーと違って設計が自由なところが理由だったそう。また、「SE構法を採用されているのもポイントでしたね。それと、断熱材にアイシネンが使われていることも。ここは、標高が500メートルほどあるので、冬は寒いんです。日によっては、マイナス6、7度になる朝もあるんですよ」と、ご主人。そのため、家づくりの当初から、設置を希望されていたのが薪ストーブ。マイ工務店のモデルハウスにあるものより、大きなタイプが設置されています。
ご夫婦とも外でお仕事をされているので、平日、薪ストーブに火を入れているには夕方からだそうです。「だいたい夜の12時くらいまでには、消えるでしょうか。でも家の断熱性能が高いので、翌朝も室内は18度位をキープしています、朝は、暖房がいらないです。」さらに、断熱性能が高いのとパッシブデザインのおかげで、陽射しのある日中は、真冬でも室温が23度くらいまで上昇するそうです。「外は氷点下に近いのに、子どもは半袖でいたりします(笑)」
2階とは大きな吹抜けでつながっています。薪ストーブ1台で家全体を暖房できること、また、夏は風の通りをよくするためです。標高が高いので、夏も扇風機だけで十分なんです。夜になると「涼しい」と感じる日さえあるんです。
オリジナルのキッチンはご家族の顔見ながら調理できるよう、アイランド型にしたり、そのキッチンと背中合わせにデスクが設けたりと、理想とする家をそのまま実現したお宅です。今後も愛着をもって生活していただくことで、より素敵な暮らしと住まいになっていくことでしょう。