外部タイルクラックの謎!?
こんにちは!
アフターメンテナンス担当の上田です。
今回は、外部タイル補修作業の様子をお伝えしたいと思います。
先日、お客様より玄関タイルにクラックが出来ているようですとの連絡をいただきました。
クラックにも様々なケースがありますので、完全に割れてしまっているのか?クラックに段差のない状態なのか?様々な状況を考えながら現地確認に伺いました。
現地に到着しクラックの状況を確認させていただいたのが、こちらの写真です。
お分かりになりますでしょうか?写真左下から右上に薄く鉛筆でなぞったような線があります。拡大したものがこちらです。
見た感じクラックである事は間違いありません。触っても段差がなく引っかかる状態でもありませんでしたが、今後状態が悪くなる可能性があるため貼替が必要と判断しました。
材料を手配し、後日改めて作業をさせていただく事をお伝えして、ご理解いただきました。
作業当日、周囲を養生し作業開始です。
まず、周囲のタイル目地に刃を入れてタイル目地を撤去していきます。これは、周囲のタイルと縁を切り撤去しやすくするための作業となります。
次にタイル撤去作業を行っていくわけですが、撤去の際にタイルクラックの状況を確認することができました。しかし、これが謎を呼ぶ結果となるのでした。
最終的にタイルは、撤去の際クラックに沿って割れてしまいましたが、タイルは完全に破断していない状態で、表面の浅いクラックであることが判明しました。
原因を探るため更に作業を進めて行きます。
タイルの撤去が完了し下地を確認しましたが、異常なしです。動いた形跡すらありません。これが何を意味するのかお分かりになりますでしょうか?
固定された下地に問題があればタイルにクラックが入るのは普通ですが、問題のない下地にしっかり固定されたタイル表面にのみクラックが入っている。この矛盾をどう理解し説明すればいいのか・・・。
その後も作業を進めて下地撤去が完了しましたが、原因を特定する要因を見つけることができませんでした。モヤモヤだけが残ってしまう状況ですが、復旧作業の完了を目指します。
キレイに清掃を行い下地を作り、タイルを必要なサイズにカットし、貼り合わせと仕上げ作業を残すだけとなりました。
タイルを貼り合わせ、目地セメントを詰めていきます。最後に目地セメントをキレイに拭き上げて作業完了となりました。
タイルクラックは、迷宮入りとなってしまいそうでスッキリしませんが、ハッキリと原因を特定できないケースもありますので、今回は一つの現象としてデータ蓄積し今後に役立てていきたいなと思っております。
これからも定期点検でチェック・観察を続けていきたいと思っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。