里山の風景を眺める平屋
- 宇陀市・S様邸
- Works
宇陀市の里山の景色の中に建つS様邸。小高い場所にあり離れた場所からも見える特徴的な外観は、カフェやレストランと勘違いする方もときどきいらっしゃるそう。
「この場所をマイ工務店さんに見つけてもらうのに2年以上かかりました」とS様。自然に囲まれた静かな場所を求めて、奈良県の北部エリアを中心に10ヶ所以上を見て廻られたそう。「なかなか希望に沿う土地が見つからないけど、絶対に妥協はしない」がS様ご夫婦の約束でした。そして、そのこだわりと努力は、この地の素敵な眺望として実を結びました。
工務店探しはYouTubeの動画で学ばれたという奥様。「良い工務店の条件」の調べていく中で、断熱気密の性能が高く、長期的な耐久性を考慮した家づくりの大切さが次第にわかってこられたそう。さらに暮らしやすいプランやデザイン、自然素材へのこだわりなども条件に絞り込んでいくなかで、マイ工務店にたどり着かれたとのことでした。「調べ尽くした結果なので、他の工務店には行きませんでした」と、マイ工務店一択だったそうです。
家づくりのご要望は、「シンプルでコンパクトな平屋」と「広いウッドデッキ」。ウッドデッキは、この家のアイコンでもある引き込み式の木製サッシを全開にすることで、リビングルームの延長としても使えるようになっています。実際、ここにテーブル&チェアを置いて一杯やるのがご主人の楽しみとのこと。また、リビングの窓にはカーテンやブラインドの代わりに障子を組み込み。季節や天候に応じて障子を開け閉めすることで、室内に入る光を自由に調整することができます。
当初の「良い工務店の条件」に則り、断熱と気密の性能にもこだわられました。冬の寒さが厳しい地域であることから、断熱等級6を基準に窓は木製あるいは樹脂サッシするなど、万全の備えを。そして気密についても、竣工時の気密測定でC値=0.3を実測。これらの性能は、快適さだけでなく、以前の暮らしから格段に安くなった光熱費としても実感されたとのことです。
さらに、本棚もある広いトイレや、ウッドデッキの色に合わせた造作キッチン、そして、最後の最後まで悩んだというキッチンと洗面所のタイルは、シンプルなS様邸の中でのアクセント。一方で、外観や外構は里山の景観にしっくりとなじむことを考慮され、決して派手さはないが存在感を感じるS様邸。「内も外もすべてにおいて最高。外に出かけたくなくなる居心地の良さ」とおっしゃっていただけました。